気ままに綴る [お題・声劇台本配布]

【台本】残念姫とインテリメガネ

台本について

登場人物

姫様:毎日スイーツを食べて、だらだらのんびり過ごしたい。

臣下:仕事熱心すぎるメガネ。

台本

役名 番号 台詞
01_pri01 「ああ、今日もいいお天気。こんな日はショコラティエでも食べてのんびりしたいですわ」
眼鏡 02_cou01 「姫様!なんですかこれは!」
03_pri02 「げっ、出ましたわね。妖怪小言男」
眼鏡 04_cou02 「誰が妖怪ですか!だいたい誰のせいで小言が増えていると思っているんです」
05_pri03 「さあ?まったく、いい迷惑ですわ」
眼鏡 06_cou03 「あなたですよ!……はあ、そんなことより、何なんです、これは」
07_pri04 「隣国の王子から頂いた、ダンスパーティーのお誘いへのお返事ですわね」
眼鏡 08_cou04 「“せっかくのお誘いですけれど、面倒くさいから行きません”って、なんなんですかこの文面は。こんなものそのまま返したら外交問題になりますよ」
09_pri05 「あらいやですわ、人の手紙を覗くなんて、悪趣味ですのね」
眼鏡 10_cou05 「それはまともな文面を返せるようになってから言ってください。こちら、文官に作らせた返事です。そのまま清書してください」
11_pri06 「まあ。清書させるなら最初から返事を作ってくださればいいのに。二度手間ですわ」
眼鏡 12_cou06 「姫様が最初からまともな文面を書いてくだされば、我々の仕事もいらなくなるんですがね」
13_pri07 「嫌味なメガネは嫌われますわよ。……って、この文面だと、ダンスパーティーに参加するように見えるんですけれど」
眼鏡 14_cou07 「ええ、参加です。行きなさい」
15_pri08 「嫌ですわ!わたくしは部屋に引きこもってのんびり過ごしたいですわ!」
眼鏡 16_cou08 「ダメです。いいですか姫様、勉学はパッとしない、武術はてんでダメ、趣味は食べるか寝るか。そんなあなたの唯一の長所は若さと見た目しかないんです。外国の王子の1人や2人、たぶらかして国に貢献してください」
17_pri09 「殿方をたぶらかしてどうする気ですの」
眼鏡 18_cou09 「平和条約の更新に貿易の促進、関税の緩和、などいろいろです。まだ若い王子でも、勉強を兼ねて国政に参加させている国も多いのです。味方につければ成功率はぐんと上がります」
19_pri10 「嫌だと言ったら」
眼鏡 20_cou10 「金輪際、おやつ抜きです」
21_pri11 「横暴ですわ!」
眼鏡 22_cou11 「民の税金で食べさせてもらっておいて、民に何も還元しない方が横暴です。国王陛下の許可は頂いていますので、言いつけても無駄ですよ」
23_pri12 「ぐっ……、あなたが仕事熱心なのは感心しますが、わたくしを巻き込まないでくださいませ」
眼鏡 24_cou12 「姫様の教育も私の仕事なもので。ちなみに姫様、そのダンスパーティーに出すデザートを決めるために、国内でスイーツコンテストが開かれたそうですよ」
25_pri13 「まあっ!つまり、国一番のスイーツが出るんですのね!行きますわ!もう、それならそうと、早く言ってくださいな」
眼鏡 26_cou13 「はあ、そんなだから、“スイーツ脳の残念姫”なんて言われるんですよ」
27_pri14 「スイーツの良さを理解できない者の言うことなど気になりませんわ。さあ、さっそくお返事を書き直しますわよ」
【※下記は省略可能、アレンジも自由】
眼鏡 28_cou14 「キャスト」
29_pri15 「ちょっと残念なお姫様、(※お名前をどうぞ)」
眼鏡 30_cou15 「仕事熱心な臣下、(※お名前をどうぞ)」
31_pri16 「台本提供、気ままに綴る」
眼鏡 32_cou16 「制作、(※サークル名、サイト名、個人名など、ご自由にどうぞ)」

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