【台本】ヘタレ吸血鬼と気の強い女

台本について

登場人物

吸血鬼:ヘタレ。おじいちゃんっ子。

女:やや夢見がち。

台本

役名番号台詞
【足音】
01_w01「あーあ、遅くなっちゃった。もう真っ暗。最近変な奴が出るらしいし、早く帰ろ」
吸血鬼02_d01「お嬢さん」
【止まらない足音】
吸血鬼03_d02「えっ?あっ、あの!そこのベージュのコートのお姉さん」
04_w02「無視無視」
吸血鬼05_d03「と、とても美人で麗しいお嬢様!」
06_w03「無視」
吸血鬼07_d04「お願いしますううう止まってくださいいいい」
08_w04「……はぁ、しょうがないわね、何なのよ」
吸血鬼09_d05「やっと止まってくれた、ありがとうございます!ってそうじゃなくて」
【キィィィン】
10_w05「なっ、身体が動かない」
【怪しげな音楽】
吸血鬼11_d06「ふっ、私は吸血鬼。今宵私と出会ったことを後悔しながら息絶えるがいい」
12_w06「吸血鬼ですって!?そんな、冗談でしょ?でも本当に身体が動かない…」
【マントが翻る音】
【手を合わせる音】
吸血鬼13_d07「では、いただきます」
14_w07「は。ちょっと待って、雰囲気台無し」
吸血鬼15_d08「え」
16_w08「“いただきます”って何よ、そんな間の抜けたセリフの後に死ぬのはごめんよ」
吸血鬼17_d09「いや、でも、これから食すものへの礼儀は必要だってじいちゃんが…」
18_w09「大体声のかけ方も何なのよ、情けないったらありゃしない」
吸血鬼19_d10「うう…どうすれば良かったのでしょうか」
20_w10「そうねぇ、そもそも声なんてかけないで、急に目の前に現れた方がそれっぽいわね。そのあとは、あなた、壁を背に立って」
吸血鬼21_d11「こうでしょうか」
22_w11「そう、それで」
【壁ドンッ】
23_w12「“こんな暗い中を一人で歩くなんて危険だよ、私のような男に捕まってしまうからね…”と薄く笑いながらそっと顎に手を添えて」
吸血鬼24_d12「ああっ、なんかドキドキしますね!?」
25_w13「目を見つめながら顔を近づけ、ゆっくりと口を首筋に」
吸血鬼26_d13「ひゃぁあああ、カッコイイです先生!」
27_w14「まあ一例だけど。とりあえず“いただきます”はないわ」
吸血鬼28_d14「勉強になります。あの、先生、質問です」
29_w15「どうぞ」
吸血鬼30_d15「僕は吸血鬼だと名乗らなくてよいのでしょうか?どうして死んだのかわからないままだと、その、死にきれなくて化けて出たりしませんかね…?」
31_w16「吸血鬼がお化けを怖がってどうするのよ。似たようなものでしょ」
吸血鬼32_d16「あんなおっかないのと一緒にしないでくださいいい(涙目)」
33_w17「知らないわよ…じゃあ私はこれで。次は頑張りなさい」
吸血鬼34_d17「ままま待ってください、僕もう五年くらい人の血を飲んでなくて腹ペコなんです」
35_w18「知るか。ほら、さっさと行かないと十字架出すわよ」
吸血鬼36_d18「せめて、せめてティーカップ半分だけでも…!血を持ってきてくれたじいちゃんはもういないし、寒空の中、不味い動物の血で飢えをしのぐのはもう嫌ですう」
37_w19「えぇ…」
吸血鬼38_d19「掃除でも洗濯でも何でもしますから」
39_w20「はぁ。しょうがないわねぇ、たまった洗濯物を片付けて風呂掃除までしてくれたら、献血一回分までならあげるわよ」
吸血鬼40_d20「ありがとうございます!この恩は一生忘れません!!」
41_w21「ただしそれ以上飲んだら呪うから」
吸血鬼42_d21「ひぃ」
43_w22「はぁ、なんか変なの拾っちゃったなあ」
※下記は省略可、台本本体同様にアレンジ自由。
44_w23「キャスト」
吸血鬼45_d22「吸血鬼、(※お名前をどうぞ※)」
44_w24「女、(※お名前をどうぞ※)」
吸血鬼45_d23「台本提供、気ままに綴る」

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