【台本】タイムリープ渡航者 v.s. 死神ブラザーズ

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登場人物

死神の兄：考えるのは苦手。感覚派。

死神の弟：理論派。ブラコン。

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役名	番号	台詞
兄	01_ani01	「さあ今日も死神の仕事だ、弟よ。今日は早く帰って死神通信の最新号を読むのだ」
弟	02_oto01	「うん、兄ちゃん。今日の標的は、あそこを歩いてる男子高校生だよ」
兄	03_ani02	「ふむ、ちょうど横断歩道を渡るところだな。よし、交通事故にしよう。車よカモーン！」
		【キッキー、ガシャーン！】
弟	04_oto02	「さっすが兄ちゃん！って、あれ？あの男子高校生、生きてるね？」
兄	05_ani03	「むむっ？隣にいる女子高生に話しかけられて、横断歩道を渡らなかったのだな」
弟	06_oto03	「じゃあ、次は僕が、ビルの工事現場から鉄骨を落とすね。えいっ」
		【ガラガラガッシャーン！】
兄	07_ani04	「さすがだ我が弟よ！…ん？なんと！女子高生にかばわれて無傷だとっ！？」
弟	08_oto04	「すごいねあの子。僕らの死亡フラグを2回連続で折るなんて、何者なんだろう？」
兄	09_ani05	「感心してる場合か！いかん、いかんぞ、このままでは死神マスター様から死ぬより怖いオシオキを食らうぞ」
弟	10_oto05	「そんなに怖いオシオキなの？」
兄	11_ani06	「トラウマ間違いなしの、それはもう恐ろしいオシオキなのだ」
弟	12_oto06	「そうなんだ。兄ちゃんはオシオキされたことある？」
兄	13_ani07	「あるとも。たったの300回ほどだがな！」
弟	14_oto07	「兄ちゃんのトラウマ、何個あるの！？」
兄	15_ani08	「はっはっはっ、たったの……ん？いくつだ？」
弟	16_oto08	「300個だよ、兄ちゃん！」
兄	17_ani09	「そうだったそうだった。さて、どうしたものか」
弟	18_oto09	「歩き始めたね。マンホールにヒビをいれちゃうよ。上に乗ったら下まで真っ逆さまだ」
兄	19_ani10	「ナイスだ弟よ！…ん？また女子高生に助けられただと！？」
弟	20_oto10	「ええっ？どうしよう、兄ちゃん。あの女子高生、強敵だよ」
兄	21_ani11	「次だ次！次こそはあの男子高校生の魂を狩りとるのだ」
弟	22_oto11	「おー！」
		【間】
		【カァ、カァ、カァ】
兄	23_ani12	「ぐぬぬぬぬぬぬぬ、また無傷だと…」
弟	24_oto12	「また女子高生に邪魔されたね。これで130回目だよ」
兄	25_ani13	「車にひかれる、鉄骨が落ちてくる、野球ボールが飛んでくる、橋の手すりが壊れて落ちる、他にも他にも、思いつく限りの死亡フラグを並べてまだ生きているだと…！」
弟	26_oto13	「もう夕方だね。死神通信の最新号を読む時間、なくなっちゃいそうだよ」
兄	27_ani14	「女子高生には未来が見えているとしか思えん…何なのだあやつは」
弟	28_oto14	「未来が見える…？あっ、そういえば兄ちゃん、前に読んだ人間の本でね、“タイムリープ”っていうのがあったよ」
兄	29_ani15	「たいむ…何だって？」
弟	30_oto15	「タイムリープだよ、兄ちゃん。タイムリープっていうのはね、精神が過去に戻ることだよ。僕が読んだ本では、主人公が何度もタイムリープして、未来を変えようと頑張っていたよ」
兄	31_ani16	「せんしんが…んん？わからん。つまり、つまり…？？」
弟	32_oto16	「難しい話をしてごめんね。つまりね、僕らが男子高校生の魂を狩りとるのに成功するたび、女子高生は過去に戻ってやり直してるんじゃないかなってことだよ」
兄	33_ani17	「なんだと。過去に戻れるなんてズルいではないか！」
弟	34_oto17	「僕らが毎回成功していたとすると、あの子は130回も過去に戻ってやり直していることになるね」
兄	35_ani18	「130回も…130回も、あやつは男子高校生の死を見てきたということか？あんな小娘が？」
弟	36_oto18	「たぶん。まあ、それならそれで、あの女子高生がもう戻れないように、意識不明になってもらうっていう手もあるよね。ターゲット以外は殺せないけど、ちょっと植物人間になってもらうくらいなら」
兄	37_ani19	「…ずびっ」
弟	38_oto19	「あれ？兄ちゃん、泣いてる？」
兄	39_ani20	「弟よ、腹が痛いかそうかあ！大丈夫か！」
弟	40_oto20	「え？なに？？」
兄	41_ani21	「これはいかん、早く帰って休まんとなあ！」
弟	42_oto21	「……、兄ちゃん、あの男子高校生は見逃すの？」
兄	43_ani22	「何を言う。可愛い弟の体調が悪いとあっては、仕事どころではないからな！有給休暇はうっかり申請を忘れたのだ。明日申請しておこう」
弟	44_oto22	「……うん、そっか。僕、とってもお腹が痛いや！」
兄	45_ani23	「そうかそうか、よし帰るぞ。なに、心配するな。死神マスター様のオシオキには慣れている。兄ちゃんが叱られてくるから、お前は家で寝てるんだぞ。腹が痛いんだからな」
弟	46_oto23	「ううん、僕も一緒に叱られるよ、兄ちゃん。僕らは2人で死神ブラザーズだからね！」
兄	47_ani24	「弟よ……！では帰ろうか」
弟	48_oto24	「うん！」
		【※下記は省略可能、アレンジも自由】
兄	49_ani25	「キャスト」
兄	50_ani26	「死神の兄、（※お名前をどうぞ）」
弟	51_oto25	「死神の弟、（※お名前をどうぞ）」
兄	52_ani27	「台本提供、気ままに綴る」
弟	53_oto26	「制作、（※サークル名、サイト名、個人名など、ご自由にどうぞ）」